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アキタハムさんのこと [食を守る人たち]

ただただ、ドイツで学んだ味を名古屋で作り続けたいだけ。

アキタハムのマイスター秋田健博さんは愚直な方です。
初めてお会いした時からそう確信し、今に至り、きっとこれからもそうで在り続けるであろうと。
http://akitaham.com/hpgen/HPB/categories/1683.html
マイスターのblogを読んでいただけると、よ~く解ります。
ドイツに渡った経緯、その後の暮らしや日本のご家族とのお話し、開業してからの色々な想い・・・この人の作ってくれる物なら間違いない、と思えるはず。

ワタシももしかしたらドイツで真面目に修行すればマイスターに・・・なれませんが(それほどにマイスターとは権威あるものだと想像する)
一通りの食肉加工技術を習得し、名古屋でお店を開くとする。
決して商売っ気がある性質ではない。お客さんの話を聞きたいけれど会話が巧く出来ない。
なかなか理解してもらうのは困難、ココロが折れる。
それでも、自分を信じて。
そうすれば周囲の人たちに支えられ、少しずつお客様も増えて。
・・・きっとこれからも着実に歩まれて行くことと思います。

じゃあアキタハムに行ってみよう!
とは言うものの、ワタシを含め初めて訪ねる99.9%の人は何を選んで良いのやら?
である。耳慣れない商品ばかりが並んでいます。
先ずは中村区稲葉地のお店でお食事をしてみる事を強くオススメします。
気軽な値段で様々な商品の盛り合わせが頂けるのです。
するときっと、四角棒状に切られた絹挽きのミートローフのようなレバーケーゼがお皿に乗っているはず。上にはマスタード。
ゲっ!こんなに掛けたら辛いじゃん・・・
と思って口にすると、全然辛くない。南ドイツの甘いマスタード。
名古屋はおろか日本で売っているところなんて、まず無い。
だって、このマスタードはマイスターが作っているんだもの。
マスタード作りは大層しんどい(目に染みるであろう)らしいが、コレが無いとダメなのだそう。
レバー(肝臓)でもケーゼ(チーズ)でもないレバーケーゼ。
商品名だけを見ると???な気がするけれど、とにかくレバーケーゼと言うそうだ。

このレバーケーゼ(こんな例えをするとマイスターに怒られそうだけど)
きさ家ではスパムのようにカットして使っています。
本当は分厚く切って焼いてドイツパンに挟んで食べる(これも勿論お店のメニューにあります)のですが、それはチョッと贅沢。
適当な大きさに切ってありあわせの野菜と炒めるだけ。味付けは一切なし。
殆どの商品が↑こんな食べ方。
きさ家は薄味なので、そのまんま焼いて食べることは無いのです。

と、書くと
え~~塩分強いのはダメだわ~って言う人とか居るでしょう。
そんなの可笑しい。
元々食肉加工品なんだから、適度な塩分は入ってしかるべき。
それを健康志向だから、とか言って減塩とか薄塩とか、意味判らないわ。
必要な塩分を抜くということは、代わりに何かを入れてることを何故想像できないの?
必要な塩味を活かして、たっぷりの野菜を一緒に食べたらイイんじゃないの?

もう一つ。
最初に買って帰ったベーコンだったかハムだったか、スライス済みのものを朝食用に取り出し2枚だけ使用。残りはパックに戻し、ビニール袋に入れて冷蔵庫に戻した。
その日の夕食の支度時、そのパックを見るともう変色している。
焼いて食べる分には問題ないと判断してそのまま食べましたが、
あ~、ココの商品は、ちゃんと肉なんだなぁと安心し、また買おうと思った。
スーパーで売っているのとかじゃ考えられないでしょう。
ヘタしたら食肉より安い値段で食肉加工製品が売られている現状。
いったいソレには何が入っとるんだ~~!!と思わないのか??

お店に伺うと大抵はマイスターの優しいお母さんが出迎えてくれます。
時々は(ご子息同様に照れ屋さんの)お父さんが。
美味しいドイツご飯は勿論だけど、秋田家さんのお人柄も大きな魅力であります。
通販も対応しておられますが、是非とも保冷バッグと保冷材の準備をして訪ねてみてくださいね。

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