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ベーカリーととろさんのこと [愛しいお店]

名東区上社駅から北へ歩いて15分くらい、決してアクセスが良いとは言い難い場所。
界隈を車で移動する人ならば、「ああ、国道302号から見えるパン屋さん。」と存在を知っている人は多いのです。
でもお店の名前から想像して、お洒落なパン屋さんではないよね、とスルーしている人も少なからずいることもあるようで。

ちょっと待って。
あのユルい看板だからってナメたらあかん。
いえ、お店の方々は至って腰の低~い、感じの良い方ばかりです。
しかしそこで作られているパンは、ホントに守備範囲が広~いのです。

小さな子どもさんが大好きなキャラクターもあれば、
日本男子が愛してやまない惣菜パンもたっぷり。
そして所謂パン好きな方面が求めるリーンなモノも。
とりわけペイザン、そして火曜と土曜に並ぶ低温熟成のバゲットやリュスティックは名古屋圏でも屈指のお味とお値段だと思っています。
そしてパン屋さんで忘れてならないのは、やっぱり食パン。
ととろさんの生クリーム食パンは、リッチな角食好きに是非食べて欲しい!
そのままでも、生にスライスバター乗せも、もちろんトーストしても。
耳まで完全に美味しい贅沢な食パンなのです。

食べやすい大きさとお値段で並ぶキッシュ
クロワッサン生地にマロンダイスを巻き込みキューブ状にカットして焼いたマロンパヴェ
山食を薄くスライスして作るラスク
冷蔵庫に並ぶ愛知牧場の牛乳を使ったプリン、どれも大好きなものばかり。
なにより嬉しいのは、夜9時まで営業してくれていること。
毎日食べるパンだから、平日にも買いに行けるのが本当にありがたい。

そうそう、冬になると並ぶパネトーネの存在を忘れることは出来ません。
とってもリッチなブリオッシュ生地にドライフルーツをたっぷり混ぜ込んであります。
封を開けるたびに、この香りが・・・も~ホントに美味しいのです。
特にサイドの耳のところなんて、もうもう堪りません!
パネトーネ酵母を大事に大事に育て続けておられるだけあって、ブリオッシュとはまた違う、独特の食感と香りは冬の間だけのお楽しみなんです。

ととろさんに出逢えて
美味しいパンを毎日並べてくださることの有難さを知りました。
これからもずっと、この贅沢が続きますように、と願っているのです。

パティスリーハイさんのこと [愛しいお店]

一見するとごくごく普通の街のケーキ屋さん。
実際、オーナーご夫妻の理想は
「近所の子どもさんがお小遣いを握りしめて買いに来てくれるお店」
小さなお店の中には、沢山のわくわくが詰まっています。

三角屋根に描かれたイチゴのショートケーキは勿論のこと
夏から秋に登場する3種ショートケーキはどれも魅力的。
上品な香りと甘さでとろけそうな白桃
鮮やかな見た目と夏にピッタリな味わいのスイカ
紅茶の生地とのベストマッチが秋の気配を感じる無花果
そして、時折登場する隠れキャラ?のショートケーキも季節のお楽しみ。

ショーケースの一番目立つ場所に陣取るのは”DAISUKI”
オーナーシェフ小崎氏が長年腕を振るわれた横浜たまプラーザ・ベルグの4月の銘菓”ベルグ”
たまプラで食べた衝撃のガトーショコラが名古屋でいただける日が来るなんて!
中央が沈み込まない美しい焼き上がりのショコラ生地は、フォークにまとわり付くことなく口の中でほろり。
夏でも食べたくなるような絶妙バランスの焼きっぱなしのチョコレートケーキ。
翌日でも美味しくいただけるのでお土産にもぴったり。

お土産優等生ならば12センチサイズのスフレチーズケーキ・ハイチーズも日持ち3日(が、食べだしたらすぐ無くなってしまうけど)も忘れてはならないところ。
定番のながくてロールはしっとり生地に生クリームと中央にカスタードを巻き込んだもの。
こちらは日持ちはしませんが、一気に食べ切れますので心配無用デス。

生菓子だけでなく、焼き菓子も丁寧かつ広い世代に安心して楽しんでもらえるものが揃います。
菊型の”アンジュブラン”は名前のとおり卵白の白さ&しっとり天使のほっぺのような焼き菓子。
そのままでも良いですが、不定期で並ぶコンフィチュールとの相性もバッチリ。
贈答用にパッケージされたものもありますが、個人的にオススメなのは包装されていない焼きっぱなしのものが冷蔵ケースの上に並んでいるのでそちらを是非。ただし当日中です。
このアンジュブランを小さくカットして再びオーブンで焼いた”白い天使のラスク”は見た目は地味ながらリピーターの多い人気者です。
ありそうでない飽きのこない、そしてリーズナブルなお値段(アンジュブランは何と100円!)というのもありがたいところ。

秋~冬に登場するアップルパイ、春は桜のマカロン、夏はカラフルなゼリーが季節を彩りますが、
通年人気のシュークリーム・パテハイ、タルトフロマージュ、クレーム・ド・クレームの癒しのクリーム色のお菓子たちが、他所とは一線を画し絶対的に美味しいことを強調しておきたい!
クレームパティシエール(カスタードクリーム)は洋菓子における基本のクリームですが、小崎シェフのパティシエールは本当に美味しいと思うのです。

オープン当初(2008年夏)イチゴのシーズンでなかったので他の果物のショートケーキを用意していたものの、あまりにもイチゴショートを熱望する小さなお客様の多さに翌シーズンからは通年商品にされたそうです。
確かに、あの看板を見て「ケーキ♪」な気分で入ってきたら期待しちゃうもんね。
小さなモミジの手やオデコの跡が絶えないショウケースは、お客様が途切れるとマダムが常に綺麗に拭き上げておられます。
子どもの頃の思い出のケーキ屋さんがパティスリーハイさんだったら・・・贅沢だなぁ。
長久手のちびっこが羨ましい☆

お店のblogでは新商品の情報が随時更新されています。
http://patisseriehi.blog135.fc2.com/

サロン・ド・テ アルエットゥさんのこと [愛しいお店]

美味しいお菓子とお茶
落ち着ける空間
気軽に訪れることのできる価格
それら全てを兼ね備えているお店。

仕事が早く片付いた平日の夕暮れ
賑わいから徐々に静けさを取り戻していく週末の午後遅く
そっと癒される時間を求めて、あのドアを開けると
様々な人たちの切り取られた日常を垣間見ることができるのです。

まだお付き合いを始めたばかりのような初々しいカップルは
会話が途切れてしまっても、なんだか和やかな雰囲気を保てる様子。
お気に入りの本を片手に、一人の時間を楽しむ人。
特に男性客が(お菓子屋さんにしては)多い気がするのは
落ち着ける空間であることと同時に、
この場所にそっと棲む可愛い乙女たちが目当てなのではないかなぁ、と勘ぐる。
いや、ワタシが男なら、そう思うに決まっているのだ。
決してイヤラシイ発想ではなく、そっと眺めているだけで癒されるというか。
ケーキを買い求めるお客さんが途切れたところで席を立ち
会計を済ませて、ほんの一言二言の会話と可憐な笑顔で見送られたら
池下駅までの足取りは軽くなっているような。

お菓子の味わいはもちろん、お水のグラスからパフェスプーンに至るまでの食器
テーブル、照明、装飾品、全てに溢れる美意識の高さ。
この空間を維持し続けていける人とは、どんな方なのだろう?
取っ付き難い方だろうか?
気軽に声を掛けるのが憚られる?
実は、
最初に彼女に会ったとき
世の中の男が密かに恋をするであろう(天空の城ラピュタの)シータだ!と。
↑あくまで、ワタシの勝手な妄想です。

お菓子と向き合いながら微笑み、感謝の気持ちを忘れず旺盛に食べ、時に落ち込みお茶に癒され、静かに眠る。
そんな丁寧な暮らしを大切にされているのだと思います。

もしもお友達とのお喋りを楽しみたいならば、他のお店に行かれる事をオススメします。
大切な誰かのことを考えたり、
ずっと読まないといけないと思っていた本のことが気になったままのお休みの日に、是非。

手作りのピタパンのサンドイッチとスープ
季節の野菜を焼きこんだキッシュ
タルトだって季節感がいっぱいです。
冬から春には飾っておきたいような繊細なイチゴのタルト
初夏からは爽やかなレモンやグレープフルーツ×ピスタチオ
夏にはルバーブ、秋には林檎や栗、冬には金柑。

お店のwebサイトで季節のお菓子やイベントが紹介されています。
http://salon-alouette.net/index.html

十代の頃に出逢っていたら、きっと憧れの場所になっていたはず。
今の私にとっては、ついフラリと立ち寄ってしまいたくなる場所です。

ビスキュイテリエグルマンディーズさんのこと [愛しいお店]

まるでお菓子の家のような扉を開けると、
正面に大きなガラスケースの中に所狭しと並ぶ焼き菓子がたくさん。
ビスキュイテリエ、と冠するだけあってビスケットやクッキーはもちろん、
マドレーヌやフィナンシェ、季節の果物を焼きこんだタルトまで。
脇の小さな冷蔵ケースの中には、溢れそうな果物を盛り込んだショートケーキやタルト。
まとめて何本も買って行かれる方も後を絶たないエクレア
長久手の美味しいお豆腐屋さん・豆粋さんの豆乳を使ったシフォンケーキ
気まぐれで並ぶレトロなバタークリームケーキ
・・・とにかく眺めているだけで元気になっちゃうお菓子が並びます。
そして一つ一つのお菓子に付けられた手書きのプライスカードの可愛さと言ったら!

お菓子だけじゃありません。
外から見えるショウウィンドーには可愛い帽子や布製のバッグや雑貨が並んでいて、
ホントにお菓子屋さん?と思ってしまうお客様もいらっしゃるかもしれません。
フランスを中心とした欧州デザインのポストカードや紙袋や食器、レトロなリボンやボタン・・・まるで小さな蚤の市のようです。
時々入れ替わる商品は少しずつしか入荷されないので、気になるものを見つけたら即決しないと二度と出会えないモノが殆ど。
お値段も含めて可愛い雑貨たちはお菓子のついで、とはとても言えない充実っぷり。
雑貨好きな方だったら間違いなく歓声を上げてしまうはず。

お菓子も、雑貨も、どうしてこんなに可愛く選べて並べられるのか不思議なくらい。
センスがないとゴチャゴチャになってしまいますが、どこを切り取っても可愛いになる。
奥のオーブンから漂う焼き菓子の香りに鼻をクンクンさせながら
店内の窓から厨房を覗き込むと、手際よく焼き菓子パフェを作ってくれるのが見えます。
小さなテーブルと椅子を並べていただける焼き菓子屋さんのパフェは、夏の間だけのお楽しみです。

そして、グルマンディーズさんの魅力を語る上で忘れてはならないことは
こちらのお菓子のファンでいらっしゃるお店が名古屋には沢山あること。
グルマンディーズさんにはサロンはありませんが、美味しい珈琲と一緒に頂ける場所があるのはとてもありがたいことです。
北区・藍風珈琲店さん
緑区・カフェリリアンさん
名東区・ジャズ喫茶青猫さん
瑞穂区・茶房伽藍さん

焼き菓子が購入可能なのは
北区・豆珈房さん(珈琲豆販売)
瑞穂区・Jean Jacques Cafe(ジャンジャック カフェ)さん
長久手市・豆粋さん(お豆腐屋さん)では豆乳のお菓子各種
* いずれもお店によりお菓子は異なります&毎日必ず有るとは限りません。

ケーキや焼き菓子を、特別な日のためのものではなく
日々のおやつとして沢山の人たちに楽しんで欲しい。
そんな心意気が伝わってくるお菓子がギュっ☆と詰った宝箱のようなお店です。
もちろん、お遣い物として贈っても「可愛くて美味しい!」と自慢できますよ。

焼き菓子ルルーさんのこと [愛しいお店]

地下鉄桜山駅から西に少し歩いたところにある、シンプルな佇まいの焼き菓子屋さん。
かつてケーキ屋さんの中でも脇役的存在だった小さな焼き菓子。
名古屋でそれを主役の座に押し上げたお店は、ルルーさんであることは間違いありません。
そして今では”並ばないと買えない”超人気のお店としてグルメサイトで取り上げられること早二年。
それでも開店時からのやり方を何ら変えることなく、日々上質なお菓子を作り続けておられます。
だからこそ今も、ルルーさんのお菓子を求めて桜山に多くの方が足を運ばれるのでしょう。

おそらく開店前から並んでおられるお客様の多くは、何度もお店のお菓子を頂いている方なのではないでしょうか?
口コミサイトを見て、そんなに人気なら一度は食べてみたいと思っていらっしゃる方も多いかとは思います。
でもそれ以上に、常に行列になる以前からのお客様で、時々だったら並んででも「やっぱりルルーさんのお菓子を食べたい!」と思い足を向けられる、そんなお客様が数多くおられるのでしょう。
おそらく、そのお客様たちはルルーさんで焼き菓子の美味しさを知り、他のお店でも焼き菓子たちに目が留まるようになり、色々な焼き菓子の魅力にはまっていったはず。

シンプルに、丁寧に。
ほっと和むお茶のひと時に、自然と笑顔になれるお菓子。

毎日沢山のお客様が待っていてくださることは、それはとても嬉しいことに決まっています。
が、それ故のお悩みも少なからず抱えておられることでしょう。
できるだけ多くのお客様に気持ち良く買い物をしていただけるように、いつも心を傾けて下さっていることに対して尊敬の念を感じざるを得ません。

お菓子の素晴らしさと同じように、ルルーさんのお人柄の素晴らしさに
やっぱりルルーさんのお菓子でなくっちゃ!と思い桜山に向かうのでしょう。

ここからは勝手な私の思い込みですが・・・

これからも開店前からの行列は続いていくことと思います。
「せっかく早くから並んだんだから、できるだけ沢山買いたい!」
「こんなに美味しいお菓子なんだから、友人知人にも食べてもらいたい!」
そう思うことは当然かとは思います。でも、
本当に必要な数だけ、美味しく頂けるうちに(いくら焼き菓子でも早い方が美味しいんですから)食べきれるだけ買うことを心がけたいです。
ルルーさんのお菓子の美味しさを、心から分かち合いたい人にこそ贈って欲しいのです。
だって、後ろに並んでいるのは
たとえ言葉は交わしたことは無くとも、ルルーさんのお菓子が好きでたまらない同志なんですから。
もしかしたら、迷って迷って選ばなかったそのお菓子は
数十分同じ思いで並んでいた次の誰かさんが、ルルーさんで一番好きなお菓子かもしれないのですから。
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